こんにちは。光学、光でのお困りごとがありましたか?
光ラーニングは、「光学」をテーマに様々な情報を発信する光源を目指しています。情報源はインターネットの公開情報と、筆者の多少の知識と経験です。 このページでは、Zemaxホームページで公開されている技術記事、OpticStudioのシーケンシャルモードについて を短くまとめます。
このページの使い方
技術記事(ナレッジベース)は、OpticStudioを深く知るうえで非常に有用ですが、有用な記事ほど長くなってしまいます。書かれている内容をざっと把握して、「この記事に知りたいことが書いてある!」と感じることができれば、ぜひ記事にアクセスして詳細を確認してほしいです。
また、技術記事に出てくる用語などをさらに踏み込んだ説明をしているページもあるので、そちらもご覧ください。説明ページの1番目は、こちら(幾何光学とシーケンシャルとは?) です。
「OpticStudioのシーケンシャルモードについて」まとめ
- OpticStudioのシーケンシャルモードは、カメラレンズのような結像光学系の設計と解析が得意です。
- GUIは他の現代的なソフトウェアと類似しており、画面上部のタブに関連した機能が格納されています。
- Microsoft Excel のようなスプレッドシート型のエディタが入力インタフェースで、光学面を1面ずつ上から順に定義し、光線はその順番で追跡されます。
- レイアウトウィンドウ、解析ウィンドウには設定タブがあり、計算条件を調整できます。
- 代表的な解析機能として、スポットダイアグラム、収差図、光路差図、MTF、拡張光源解析があります。
- 光学系の基本的な仕様は、システムエクスプローラーのシステムアパチャー、視野および波長エディターで設定します。
- 座標ブレークという特殊面を使うことで、軸外し光学系の設定も可能です。
- ヘルプファイルはヘルプタブからアクセスできます。
所感
この技術記事では、OpticStudioというソフトウェアのごくごく基本的な仕様をざっと確認できます。これから光学を学びたい、光学ソフトウェアに触れたい、と思っている方々に、OpticStudioができることの網羅的な情報を提供する、OpticStudioのシーケンシャルモードの見学会のような記事になります。この記事から光学的な知見を得ることはあまり無いかもしれませんが、視覚的な情報を得られることは有益でした。「はぁ、OpticStudioってそういうことができるのね」と感じられればOKだと思います。
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